脂質異常症情報館

脂質異常症(高脂血症)の原因・症状・治療(食事・薬)・予防・合併症の情報です

脂質異常症が原因の狭心症心筋梗塞とは

脂質異常症(高脂血症)は動脈硬化の危険因子で、心筋梗塞や狭心症の原因になります。 肥満、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、喫煙は、動脈硬化性心疾患の進行を加速しますが、食事や運動、嗜好などの日常の生活習慣の修正をすることで、改善効果が期待できます。薬治療単独では限界がありますから、冠動脈疾患を引き起こす動脈硬化の予防には、脂質異常症(高脂血症)だけでなく、他の生活習慣の改善を基本とした総合的な管理対策が必要です。

心筋梗塞と狭心症の総称である虚血性心疾患は冠動脈疾患とも呼ばれます。心臓の筋肉である心筋に酸素や栄養を供給する冠状動脈の血管の内側が動脈硬化で狭くなったり詰まったり、血管の痙攣が原因で、血液が十分に心臓の筋肉(心筋)にいきわたらなくなると、心臓は酸欠(虚血)の状態になって、虚血性疾患(冠動脈疾患)、つまり狭心症や心筋梗塞が起こります。
虚血性心疾患の症状は軽度から激しいものまで様々ですが、胸が苦しくなって痛みや絞めつけられるような症状といった、痛みの場所がはっきりしない広い範囲に症状を感じるのが特徴的です。狭心症と心筋梗塞の違いは、心筋が回復するかどうかで、狭心症では心筋が死なず回復しますが、心筋梗塞では心筋が死んでしまい回復しません。狭心症と心筋梗塞、どちらの病気も重症化すれば、心不全や重症の不整脈を合併して生命が脅かされる危険が高まります。

狭心症では、動脈硬化で血液の通り道が狭くなってしまった冠動脈を流れる血液が減っているため、酸素や栄養素を多く必要とする運動などをすると十分な血流を供給できずに、胸の痛みや強い動悸といった症状が現われますが、安静によって症状はなくなります。狭心症では、冠動脈は狭くなっている状態ですが、血管が完全に詰まると血液が遮断されて心筋が壊死を起こします。これが心筋梗塞です。心筋梗塞になると、前胸部や胸骨下胸部の激痛・締め付け感・圧迫感などの症状が現れ、下顎・頸部・左上腕・心窩部に放散痛が現れることもあります。心筋梗塞の痛みは狭心症より強く、激痛が30分以上続き、重症の心筋梗塞では呼吸困難・意識障害・吐き気・冷や汗・ショック症状などの随伴症状が現れることがあります。重症の心筋梗塞の場合は不整脈や心不全を引き起こしてショック症状を起こすなどで致死率が高くなりますから、一刻も早い治療が必要になります。心筋梗塞は睡眠中や安静時に発作が起きたりします。心筋梗塞の前兆としては、胸の締め付け感や痛みなどの狭心症の症状が出るケースが半数以上を占めるといわれています。心筋梗塞の前兆のような違和感を感じたなら、すぐに病院を受診してください。突然の急激な痛みを胸や肩に感じたら、、迷わず、すぐに救急車を呼んでください。

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