脂質異常症情報館

脂質異常症(高脂血症)の原因・症状・治療(食事・薬)・予防・合併症の情報です

脂質異常症が原因で脳卒中から認知症へ

脂質異常症(高脂血症)は動脈硬化の危険因子で、脳卒中(脳梗塞や脳内出血)の原因になります。 肥満、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、喫煙は、動脈硬化の進行を加速しますが、日常の生活習慣(食生活、運動不足解消、禁煙、飲酒の制限、ストレス解消、睡眠時間の確保など)を改善すことでかなりの効果が期待できます。

脳卒中は脳に起こる病気の中で最も多い病気です。かつては多かった脳の血管 が破れて出血する脳出血は、高血圧の治療で血圧コントロールができるようになり減少しています。その一方で、脂質異常症(高脂血症)などにより脳梗塞が増えて、脳梗塞が脳卒中による死亡の60%以上を占めています。脳卒中は日本人の死亡原因のガンと心臓疾患に続いて3位で、脳卒中の死亡率が減少している反面、麻痺や言語障害などの後遺症による入院患者や通院患者は多くなっています。

脳卒中は、寝たきりや要介護の状態の原因の第1位で、全体の3~4割を占めるといわれていますし、日本人の認知症の6~7割は、脳梗塞などの脳の血管の病気(脳の血管障害)によって起こるといわれています。
脳血管性認知症(脳の血管障害による認知症)の原因で多いのが多発性ラクナ梗塞です。多発性ラクナ梗塞では、小さい梗塞巣が多発して徐々に脳の機能が低下して認知症や運動障害がおこります。多発性ラクナ梗塞の基礎疾患として、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、高血圧などの生活習慣病があります。

脳卒中は、最初の症状が軽度であってもその後で急速に進行したり、症状がいったん消えた後に大きな発作を起こしたりすることも珍しくありません。一過性脳虚血発作などの脳卒中の前兆と思われる症状があるときなど「おかしいな?」と思ったら、一刻も早く病院に行くことが大切です。そして、何よりも、脂質異常症(高脂血症)など動脈硬化の危険因子になる病気治療のベースになる生活習慣を改善することが重要です。

 - 脂質異常症(高脂血症)とは

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