脂質異常症情報館

脂質異常症(高脂血症)の原因・症状・治療(食事・薬)・予防・合併症の情報です

脂質異常症の分類・種類

脂質異常症の診断基準によって脂質異常症が分類されます。脂質異常症の原因によって分類した場合は、原発性高脂血症と続発性(二次性)高脂血症の2種類に大別されます。正常範囲を超えた異常値を示す脂質の種類によって分類した場合、日本人に多い脂質異常症の種類として、高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症・高トリグリセライド血症があります。

原因による分類

 原発性脂質異常症(原発性高脂血症)

原発性高脂血症とは、二次的な原因がない類(明らかな基礎疾患がないタイプ)の高脂血症の総称で、多くが遺伝的素因が関係していると考えられています。動脈硬化性疾患の好発疾患ですから、早期診断と早期治療が必要です。
原発性高脂血症の中で家族歴の明らかなものを家族性高脂血症と呼びます。家族性高脂血症のうち、家族性高コレステロール血症(FH)、家族性複合型高脂血症(FCH)、家族性Ⅲ型高脂血症は、冠動脈疾患(CHD)を引き起こしやすい高脂血症とされています。

 二次性(続発性)脂質異常症:二次性(続発性)高脂血症

他疾患や薬の副作用といった明らかな原因により生じる脂質異常を「二次性(続発性)脂質異常症」と呼びます。二次性(続発性)高脂血症は高脂血症全体のおよそ40%といわれています。二次性(続発性)脂質異常症の治療においては、原疾患がある場合にはその病気を治療することが優先されます。原因となる病気を治療したり、服用している薬を変えたり止めたりすることで脂質異常症が治癒または改善します。
二次性(続発性)脂質異常症を引き起こす原因としては、コレステロールが増加する病気(甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性肝疾患、神経性食思不振症など)、中性脂肪を増加させる病気(糖尿病などのほかに、肥満や飲酒など)、コレステロールと中性脂肪の両方を増加させる病気(クッシング症候群などのほかに、副腎皮質ホルモンなどの薬など)があります。

異常値を示す脂質の種類による分類

 高LDLコレステロール血症

動脈硬化に関係が深いLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いタイプの脂質異常症です。

 低HDLコレステロール血症

動脈硬化を防ぐ働きを持つHDLコレステロール(善玉コレステロール)が低いタイプの脂質異常症です。

 高トリグリセライド血症:

動脈硬化と関係が深く、急性膵炎とも関係があるトリグリセライド(TG、中性脂肪)が高いタイプの脂質異常症です。

  • ※脂質異常血症:dyslipidemia
  • ※原発性高脂血症:primary hyperlipemia
  • ※家族性高脂血症:familial hyperlipemia
  • ※続発性(二次性)高脂血症:secondary hyperlipemia

 - 脂質異常症(高脂血症)とは

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