脂質異常症情報館

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HDLコレステロールが高いと

HDLコレステロールが高いと動脈硬化などの病気のリスクが低くなるため、HDLコレステロール値が高い場合はあまり問題にされないのが一般的です。動脈硬化性疾患診療ガイドラインでは、HDLコレステロールの正常値(基準値)は40mg/dL以上です。ですが、HDLコレステロールは身体にとって重要な役割を担っていますから、HDLコレステロール値が高いほど良いというわけでもなく、適度な値が望ましいようです。

日本人間ドック学会ガイドラインによるHDLコレステロールの正常値は、男性は40~99mg/dL、女性は50~109mg/dLです。HDLコレステロールが高値になる原因としては、アルコールの多飲、種々の薬剤投与、運動などが 知られていましたが、HDLが150mg/dLを超えるような場合は、リポ蛋白の代謝異常が疑われるようです。また、HDLが80mg/dL以上でも、LDLが140mg/dLを超えている場合は高LDLコレステロール血症となりますから、HDLが80mg/dL以上だからといって油断できません。

HDLコレステロール値が異常値を示す病態や疾患

 HDLコレステロール値が低い(減少する)病気

○一次性(原発性):LCAT欠損症、Tangier病、LPL欠損症、アポA -1異常症、魚眼病(fish-eye disease )
○二次性(続発性):ネフローゼ症候群、冠動脈硬化症、肝硬変、甲状腺機能異常、高リポ蛋白血症(I,II,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ型)、糖尿病、肥満、慢性血液透析、慢性腎不全、薬物投与(サイアザイド)

 HDLコレステロール値が高い(上昇する)病気

○一次性(原発性):CEPT欠損症、家族性高αリポ蛋白血症(長寿症候群)
○二次性(続発性):アルコール多飲、原発性胆汁性肝硬変、閉塞性肺疾患、薬物投与(インスリン・高脂血症)

 - 脂質異常症の診断

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