脂質異常症情報館

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中性脂肪の値が低いと

極端に中性脂肪が低い場合は、必ずしも健康な状態とはいえないようです。中性脂肪の正常値・基準値は、50~149mg/dLです。正常値・基準値よりも中性脂肪が低いと、中性脂肪が低いと診断されます。ただし、健康診断などの血液検査結果で中性脂肪値(TG値)がかなり低い場合でも、その他の検査結果で特別な異常がないならば、まず問題はないということが多いです。ですが、中性脂肪が低くすぎると、甲状腺機能亢進症、重症肝機能障害、栄養障害などの病気が疑われることもありますから、病院できちんと診断してもらうのがよいです。通常、定期的な検診による経過観察になることが多いです。

血糖(GLU)や中性脂肪(TG)は、食事の影響が大きい血液検査項目です。中性脂肪が低いほうが体の健康に良いのは明らかですが、中性脂肪は生命活動を維持するためにエネルギー源ともいえますから、極端に中性脂肪低すぎると、ビタミンA・Eや必須脂肪酸が少なくなって身体の抵抗力や体力の低下が危ぶまれます。
中性脂肪が低いと、脂肪肝を引き起こすこともあります。脂肪肝の主な原因は肥満、糖尿病、慢性飲酒といわれてが、低栄養でも肝臓内の脂肪が利用できずに脂肪肝(栄養障害性脂肪肝)になります。

まずは中性脂肪の数値を知って、中性脂肪が低い場合にも食生活の改善が必要です。 中性脂肪は食事の影響を大きく受ける脂質です。

中性脂肪(TG)値が異常値を示す病態や疾患

中性脂肪(TG)値が低い(減少する)病気:Addison病、ヘパリン投与、βリポ蛋白欠損症、悪液質、下垂体機能低下症、肝硬変、吸収不全症、急性黄色肝萎縮症、急性中毒性脂肪肝、甲状腺機能亢進症、重症肝実質障害、心不全

中性脂肪(TG)値が高い(上昇する)病気:Cushing症候群、Weber-Christian病、Zieve症候群、グリコーゲン蓄積症、ネフローゼ症候群、マクログロブリン血症、下垂体機能低下症、家族性高リポ蛋白血症(Ⅰ,Ⅱb,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ型)、甲状腺機能低下症、痛風、糖尿病、動脈硬化症、尿毒症、脳血栓症、末端肥大症、薬剤投与(サイアザイド・経口避妊薬)、膵炎(急性・慢性)

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