脂質異常症情報館

脂質異常症(高脂血症)の原因・症状・治療(食事・薬)・予防・合併症の情報です

脂質異常症の薬物療法

脂質異常症の薬物療法を開始するタイミングがあります。一次予防では、食事療法や運動療法といった生活習慣の改善を目標とした生活指導を3ヶ月~半年間実施しても管理目標値に到達しない場合に、リスクの程度に応じて薬物療法が検討されます。リスクが高い場合に薬物療法を行うべきで、低リスク群・若年者・閉経前の女性のように絶対リスクが低い場合には安易に薬物療法を行うべきではないと考えられています。二次予防では、厳格な脂質管理が重要とされており、薬物療法による積極的な治療が行われるようです。とはいえ、脂質異常症の治療の基本は生活習慣の改善ですから、積極的な生活習慣の改善をなくして脂質異常症の治療は成り立ちません。

薬物療法の開始後は、薬剤の効果だけでなく副作用のチェックも必要です。殆どの脂質異常症治療薬の有効性は約1ヵ月で評価でき、副作用はその9割以上が最初の3ヵ月に現われるとされています。ですが、その後における副作用の発現を否定できないため、最初の3ヵ月間は毎月、その後は3ヵ月毎に定期的な検査が行われるのが一般的です。

脂質異常症の薬には、主にコレステロールを減らす薬と、主に中性脂肪を減らす薬に大別されます。高LDL-C血症の薬治療にはスタチン系薬が、高TG血症の薬治療にはフィブラート系薬やニコチン酸誘導体が多く用いられています。
脂質異常症の薬の副作用や薬の飲み合わせに注意が必要です。フィブラート系薬剤とスタチン系薬剤の併用は横紋筋融解症の発生リスクを高めることが知られており、この2つの薬の併用は原則禁忌になっています。

 - 脂質異常症の治療

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