脂質異常症情報館

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遺伝性脂質異常症の治療

家族性(遺伝性)脂質異常症の中で、家族性高コレステロール血症は遺伝性の強い脂質異常症です。家族性高コレステロール血症の治療は大幅に進歩したといわれています。とはいえ、遺伝的な体質を根本的に治すことはできません。
家族性高コレステロール血症の治療としては、食事療法や薬物療法で悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの値を下げる治療を行います。食事療法を徹底してもLDLコレステロール値はなかなか下がらないこともあります。そのような時には薬物療法の治療が必要です。ヘテロ型家族性高コレステロール血症対しては薬(スタチン)による治療で大きな効果がみられますが、ホモ型に対してはあまり効果が期待できません。薬治療でコレステロール値が下がらない場合は、LDL吸着療法(LDLアフェレーシス)という治療方法があります。

家族性高コレステロール血症の治療

 食事療法

  • カロリーを制限して、標準体重を目指します。
  • 動物性脂肪を制限して、植物性脂肪にします。
  • コレステロールの多く含まれる食べ物を避けます。
  • 食物繊維を多く摂ります。

 薬物療法

家族性高コレステロール血症の第一選択薬はスタチン系薬剤で、スタチン系薬剤と陰イオン交換樹脂の併用した治療が有効とされています。スタチン系薬剤による横紋筋融解症は容量依存的に増加しますから、注意が必要です。薬の服用を中断すれば、一旦下がったコレステロール値は元の値に戻ります。

 LDL吸着療法、LDLアフェレーシス(血漿交換療法)

LDL吸着療法(LDLアフェレーシス、血漿交換療法)は、血液を抜き出して、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)などの不要な成分を吸着除去した血液を体内に戻す治療です。副作用もなく長期間安全に継続治療できる治療方法です。ただ、この治療の効果は一時的で、2週間に1度程度の頻度で継続治療が必要です。腎臓の透析療法のような治療です。

 - 脂質異常症の治療

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